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自分でできる乾燥による肌のかゆみ対策とは? かゆみのメカニズムについて

気候やエアコンの影響で、私たちの肌は常に乾燥の危機にさらされています。冬は空気が乾燥するため、肌が荒れたりかゆみが出るなどの肌トラブルを経験したことがある人も少なくないのではないでしょうか。乾燥は冬だけで、春になれば乾燥肌も解消されるのでは?と思っているとしたら、実は大間違い。そこで今回は、春も油断できない乾燥肌が引き起こす症状や対策方法をご紹介します。

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目次

[1]乾燥するとどうして肌がかゆくなるの?

◇乾燥による肌のかゆみのメカニズムとは

本来、皮膚の一番外側には、外からのウィルスや細菌の侵入を防ぐバリア機能が備わっており、このバリア機能を保つためには肌の角質層内に水分を蓄えておく必要があります。

しかし、肌が乾燥すると角質層に隙間ができ角質層内の水分が蒸発しやすくなることから、角質層内の水分が保たれなくなり、バリア機能が低下して、外部からの刺激を受けやすくなります。バリア機能が低下した肌は、汚れた空気や化粧品などが刺激となり、かゆみや肌荒れを引き起こしやすくなってしまいます。

さらにこのバリア機能は肌の水分の蒸発を防ぐ役割を担っているため、乾燥してバリア機能が低下すると水分が保てなくなり、さらに乾燥してしまうという悪循環が生まれてしまいます。

◇春の敏感肌に注意!?

春になれば湿度も上がり、乾燥肌の心配もなくなるというイメージがあるかもしれませんが、実は春に肌トラブルを引き起こす人も少なくありません。冬に乾燥した肌でそのまま春を迎えることによって、その肌が花粉などで汚れた空気で刺激されてしまい、肌トラブルを引き起こします。

また、気温が上昇することによって乾燥した肌の水分がさらに蒸発して水分不足になってしまったり、強くなった紫外線が刺激となり、肌荒れがよりひどくなってしまうこともあるため注意が必要でです。

[2]乾燥が引き起こす肌トラブルとかゆみの対策方法

◇乾燥が引き起こす肌トラブルとは?

▼乾燥性の皮膚炎

乾燥肌を放っておくと乾燥が進んで肌の角質層の水分が不足し、皮がむけたりひび割れてしまう軽皮症という状態になってしまうことがあります。軽皮症が進行すると、赤みや強いかゆみが出たり湿疹ができてしまうなど、肌状態がより悪化して乾燥性皮膚炎という炎症を起こしてしまい、完治させるのに時間を要する状態になってしまうこともあるため、注意が必要です。

▼しわ・ニキビの増加

肌が乾燥すると肌の水分量が少なくなり、皮脂も出にくくなるため、角質層が硬くなってしまいます。これにより肌の柔軟性が失われ、乾燥小ジワと呼ばれるシワができやすくなります。このシワは、目元や口元にできることが多いです。

また、乾燥により肌のバリア機能が低下すると、汚れから肌を守る機能が弱くなるため汚れが角栓に詰まりやすくなり、ニキビの原因となってしまいます。口のまわり、顎、頬にニキビが増えてきたら要注意です。

◇乾燥による肌のかゆみ対策は場所にって違うの? 部位別の乾燥対策方について

▼【顔】の乾燥によるかゆみ対策

顔が乾燥すると、皮膚の薄い目の周りなどに特にかゆみや赤みが出やすくなります。皮膚が薄い部分はバリア機能が弱く、乾燥によってバリア機能が低下しやすいので、特に注意が必要です。

また、バリア機能が低下すると、今まで使っていた洗顔料や化粧品が刺激になってしまうことがあります。肌が乾燥していると感じたら、洗顔や化粧品はアルコールの入っていないものや肌への刺激が少ないものを使用することをおすすめします。保湿も、いつもの倍くらい行い薄めのメイクを心がけましょう。

乾燥 かゆみ止め

かゆみが出てしまったら、冷やすと少しかゆみが落ち着きます。あまりにも赤みやかゆみがひどい時には、自分で判断をせずお医者さんに診てもらってから、正しい対応をするようにしましょう。

▼【頭皮】の乾燥によるかゆみ対策

頭皮も顔と体と同じように皮膚の一部なので、乾燥すると他の箇所と同じようにバリア機能が低下してかゆみや赤みが出てしまいます。特に頭は太陽に一番近いところにあるため、紫外線を受ける量も他の皮膚と比べるとかなり多く、ダメージを受けやすい部位といえます。

頭皮の乾燥対策としてまず挙げられるのがシャンプー選びです。頭皮の乾燥を感じたら、刺激の少ない弱酸性のシャンプーやアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。そして大事なのは洗い方です。汚れを落としたいからと言って、強くこすってしまうと頭皮が傷ついて逆効果となるため注意が必要です。

指の腹で優しく洗い、くしやブラシを通す時も強く刺激しないようにすることを心がけましょう。キレイに頭を洗った後は、頭皮の保湿をしてあげると乾燥をより防ぐことができます。刺激の少ない頭皮専用のローションなどで、頭皮環境を整えることが大切です。

▼【体】の乾燥によるかゆみ対策

体の乾燥は顔よりも軽視されがちですが、放っておくと辛いかゆみに悩まされることになるため、しっかり対策することが大切です。体の乾燥対策はまず入浴時がポイントです。

入浴すると角質層がゆるみ体の水分維持に必要な脂質が流れ出てしまうため、皮膚が乾燥しやすくなります。角質層がゆるんでいる時は肌が浸透性が高い状態とも言えるので、これを利用して保湿成分を含む入浴剤などを使用すると、乾燥や肌荒れを防ぐことが期待できます。

また、入浴後はローションや保湿クリームを全身に塗ってしっかり潤いを与えてあげましょう。入浴後にゆるんだ角質層からせっかくの水分が蒸発するのを防ぐためにも、入浴後時間を開けずに保湿するとより効果的です。

[3]乾燥&かゆみ対策にオススメのケア用品7選!

◇【顔】の乾燥対策におすすめのケア用品2選!

▼WELEDA(ヴェレダ) ワイルドローズ モイスチャーローション

ヴェレダはスイスのオーガニックコスメブランドで、こちらの商品はその中でも人気スキンケアシリーズの化粧水です。保湿成分たっぷりでまるで美容液のような塗り心地で、乾燥しがちな肌やハリのない肌に濃密な潤いを与えてくれると評判です。

日本限定発売で、日本人の肌に合うように開発された化粧水なので、海外製品に抵抗がある人でも安心して使えます。

▼キュレル 潤浸保湿フェイスクリーム

このクリームには肌の炎症を抑える成分も配合されているため、肌荒れしてしまった肌や乾燥肌・敏感肌の人も安心して使用することができます。肌の必須成分であるセラミドの働きを守り増やすことで、肌のバリア機能を高くしてくれる効果が期待できます。保湿力が高いのにベタつき過ぎず、お化粧の邪魔にならないのも高評価の理由です。

◇【頭皮】の乾燥対策におすすめのケア用品2選!

▼スカルプDボーテ 薬用スカルプシャンプーモイスト

独自開発のソイセラムと呼ばれる豆乳発酵液が配合されており、この成分が頭皮環境を整え健康で美しい髪を保ってくれます。また、頭皮ケア成分も「天然植物由来」「無添加」にこだわり、フケやかゆみなどの頭皮トラブルを防止し、毛先までしっとりサラサラにしてくれる、女性にうれしいシャンプーです。

▼ETVOS(エトヴォス)モイストシャンプー

13種類の植物エキス、12種類の植物オイル、天然の保湿成分であるアミノ酸を配合した、頭皮と髪に優しいシャンプーです。保湿成分を配合していて髪の毛の潤いを守ってくれるので、指通りの感触も滑らか。弱酸性で刺激も少ないため、敏感肌の人にもおすすめです。きつすぎない爽やかな香りも好評を博す理由の一つです。

◇【アトピー肌】の乾燥対策におすすめのケア用品!

▼ノブIII バリアコンセントレイト

皮膚医学に基づいて低刺激性のスキンケアを開発するNOV。その中でもノブIIIシリーズは肌荒れや乾燥が気になる乾燥肌や敏感肌向けのスキンケアシリーズです。セラミド・アミノ酸・スクワランをバランス良く配合することで皮膚のバリア機能をサポートしてくれます。低刺激で保湿力が高いため、アトピー肌や敏感肌の人におすすめです。

◇【体】の乾燥対策におすすめのケア用品2選!

▼MINON(ミノン)全身シャンプーしっとりタイプ

その名の通り、髪の毛から顔や体まで全身が洗えるシャンプーです。乾燥肌の人には、洗った後の肌を保湿してくれるしっとりタイプがおすすめ。植物性のアミノ酸系洗浄成分を配合しているため、肌のバリア機能を守りつつ高い洗浄力でしっかりと汚れを落としてくれます。

弱酸性で低刺激性なので、大人だけでなく赤ちゃんも使えるほど肌に優しいシャンプーです。頭のふけやかゆみの防止効果も期待できるので、頭と体の乾燥対策が一度にできるのもうれしいですね。

▼ニュートロジーナ ノルウェーフォーミュラ インテンスリペア ボディエマルジョン

高い保湿力を持つ高濃度のグリセリンが配合されていて、乾燥肌や肌荒れ・かゆみなどのダメージを受けている肌を潤いに満ちた肌にしてくれます。お風呂上がりにマッサージするように体に塗り込むと効果的です。無香料でべたつきすぎず使い心地もとても良いので、一度使ったらリピートする人が多い人気商品です。

[4]乾燥に気づいたら早めの対策を

乾燥している肌をそのままにしておくと、どんどんバリア機能を失って症状が悪化し、改善するのにお金も時間も要することになってしまいます。症状の悪化を防ぐためにも、なるべくこまめに肌を確認して、普段から自分の肌状態を把握しておきたいもの。

乾燥に気づいたら早めにケアすることが大切ですが、乾燥しないように事前に日々保湿を心がけることも大切です。肌保湿の手助けをしてくれる良い商品がたくさんあるので、自分に合った商品を味方につけてプルプルのうるおい肌を目指してみてくださいね。

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