多くの女性が抱える悩みでもある「冷え性」は、さまざまな不調を引き起こす原因となり、時には恐ろしい症状の引き金になることもあります。最近では夏に冷えを感じる人も多いようで、季節に関係なく冷え性の対策が必要です。冷え性になる原因を知って、予防&改善をするための対策を講じましょう。
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[1]冷え性になるとどんな症状が出るの?
◇手足の冷え
体が冷えると血管が収縮し血流が悪くなります。血流が悪くなると心臓から遠いところまで血液が行かなくなるため、体の末端である手と足の先は特に冷えて冷たくなってしまうのです。冷えが悪化するとジンジンと痛くなることもあります。
◇肩こり・腰痛
冷え性になると血行が悪くなると説明しましたが、血液の流れが悪くなると、筋肉にある老廃物が排出できなくなり筋肉の凝りを引き起こします。特に凝りやすい肩や腰に痛みを抱えるケースが多いようです。
◇不眠
人の体温と睡眠は大きく関係しており、体の深部の熱を皮膚から逃して下げることによって体温が下がり、この状態の時に人の体は休息状態に入ると言われています。熱は主に手足から逃げていくものですが、冷え症の人は手足が冷たく、熱が解放されずに深部体温が下がらないため、不眠になりやすいのです。
[2]冷え性の原因とは?
◇ストレスなどによる自律神経の乱れ
自律神経は体温を調節する働きをしていますが、不規則な生活をしたりストレスを溜めると、自律神経が乱れ体温の調節ができなくなります。
さらに、自律神経は外気温による体の温度の変化を調節していますが、長時間空調の効いた所にいると、自分で熱を作り出す必要がなくなることと、室内と室外の気温差が激しく対応しきれなくなってしまうため、自律神経の機能が壊れてしまいます。
自律神経が壊れてしまうと、皮膚の血行が悪くなり体の温度が低下し、冷え性を引き起こす原因となってしまいます。
◇偏った食生活
人は色々な栄養素を元として熱を生み出しています。特にたんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルなどは熱を生み出すために必要な栄養素です。偏った食生活を続けると、熱を生み出す栄養素が不足し、体が冷える原因となります。
◇血行不良
血液の流れが悪くなると体は冷えてしまうので、自ら血行不良を招くようなことは避けたいものです。寒い日に素足にサンダルで歩く、体を無理にキツく締め付けるような下着を着用する、お腹や腰回りを冷やす、毎日シャワーだけで済ませるなど、無意識のうちに普段していることの中にも血行不良を招くようなことが意外と多くあります。
普段からなるべく体を冷やさず血行を良くするような生活習慣を心掛けたいところです。
◇筋肉量の低下
運動をしないと年齢と共に自然と筋肉量は低下していきます。筋肉量が低下すると、人が生きていくために最低限必要な代謝量である基礎代謝が低下してしまいます。基礎代謝が低下すると、体の熱を生み出す力も低下するため、体が冷えて冷え性を引き起こします。体を動かさないと血行も悪くなるため、体を冷やす要素がたくさん揃ってしまうのです。
◇女性ホルモンの乱れ
過度なダイエットやストレスなどにより女性ホルモンが乱れることで、生理が不順になったり自律神経の乱れに繋がることがあります。
自律神経が乱れると血行が悪くなると説明しましたが、女性ホルモン自体にも血流を良くする作用があるため、乱れてしまうと血流が悪くなります。これにより体が冷えてしまい、生理痛がひどくなったり、卵巣機能の低下を招いたりと悪循環に陥ってしまいます。
この場合、負のループにならないためにも、「冷えの対策」と「女性ホルモンのバランスを整えること」の両方の対策が必須です。
[3]冬だけじゃない! 夏こそ冷え性対策を
◇夏だからこそ注意しなければいけない冷え性の原因とは?
冷え性になるのは気温が下がる冬のシーズンと思われる方も多いかもしれませんが、夏も油断大敵なのです。その理由は夏の食べ物や冷房にあります。
人の体は気温に応じて体温調節をするようにできていますが、現代の日本では暑いときは薄着で冷房をつけ、さらには冷たい飲み物や食べ物をとります。こうした生活をしているうちに冷え性になってしまうケースは少なくありません。
夏の冷え性は、内臓の冷えが原因となることが多いため、胃腸や婦人科系の内臓に不調が起きやすいと言われています。皮膚表面が冷たくなるという症状より分かりづらく、恐ろしい病気に繋がる恐れがあるので、夏も油断せず生活習慣に注意が必要です。
◇冷え性の改善方法や事前に防ぐ対策方法とは?
▼冷え性対策に効果的な飲み物・食べ物
まずは飲み物ですが、冷たい飲み物は体を冷やしてしまう原因となるため、なるべく常温か温かい飲み物を摂取するようにすることが冷え性対策に有効です。紅茶・生姜湯・ココアなどは体を温めてくれると言われています。食べ物も同様、冷たいものだけではなく、体を内側から温めてくれるスープやみそ汁など、温かいものを毎食食べるようにしましょう。
また、白砂糖・小麦粉・果物は体を冷やしやすいと言われていてるので、甘いものを食べたくなったらドライフルーツがおすすめです。ドライフルーツは生のフルーツより栄養価が高く、血行を促進して体を温める作用が期待できると言われています。
▼足の冷え性対策にはこれ!
体の中でも手足は一番冷えやすく、特に足は血流が滞りがちです。足の冷え性対策をして血行を良くすれば、滞っていた血流が流れ、全身の血行が良くなるためぜひ試していただきたい対策の1つです。足の血行を促進するのに効果が期待できる方法はいくつかあります。
まずはマッサージ。直接足をマッサージして血行を良くします。次にエクササイズです。足首のエクササイズやふくらはぎのエクササイズは座ったままでもできるものが多いので、仕事の合い間などに少し取り入れるだけでも足への負担が軽減されます。
最後は寝る時に履く靴下です。寝る時に足が冷えたままだとなかなか眠りにつくこともできなくなります。寝る時に靴下をはいて足を温めてあげてください。
▼体を芯から温めてくれるお風呂
お風呂に入ることによって体は温まり、全身の血行が促進されます。最近ではシャワーで済ませる人も多いですが、冷え性対策のためにはしっかりと湯船に浸かることが大切です。39度〜40度くらいのぬるめの温度の湯船に15~20分ほど浸かります。長く湯船に浸かるのが辛いという人は、5分だけ全身浴をして、残りの時間は半身浴でも大丈夫です。
▼洋服にも気を遣う
お腹や腰回りを冷やすと内臓が冷えてしまいます。女性の場合は子宮を冷やしてしまうと、婦人科系に影響を及ぼす恐れもあるため、お腹周りを温めるように心掛けると良いでしょう。お腹周辺が出てしまわない洋服を着たり、腹巻きやガードルの着用をおすすめします。
また、夏は室内外の気温差が激しいので、上に羽織るものやストールなどを持ち歩き、冷房が涼しく感じた時には体を冷やさないように、上着やストールを羽織るようにしましょう。
▼マッサージ&ツボ押しで血行改善!
ツボ押しやマッサージをすると、血行が良くなり体の中からポカポカと温まるため、体の冷えを改善するのに効果的と言われています。また、ツボを正しく刺激すると自律神経の働きが整い、内臓の働きも活性化する効果が期待できます。
マッサージの中でも簡単にできるのが足ツボマッサージです。足の裏のツボを刺激する事によって足の血行が良くなり、冷えの改善に効果が期待できると言われています。
自分で足ツボマッサージを行う際は、握りこぶしの第二関節を使って足裏を押していきます。足の指にもいろいろな神経が集まっているため、1本1本もみほぐしましょう。足裏を温めてからマッサージを行うと、より血行が促進されます。
▼運動をして筋肉量を増やす
基礎代謝を上げるためにも、運動をして筋肉の量を増やす必要があり、そのためには有酸素運動と無酸素運動の両方を取り入れると効果的です。
有酸素運動はウォーキング・水泳・軽いランニングなどが一般的で、汗をかいて老廃物を排出するには20分以上継続して行うことをおすすめします。
無酸素運動とは筋力トレーニングのことで、筋肉を作るにはこの運動が必要になります。例えばスクワットは下半身の筋肉を鍛えるのに効果があると言われているので、1日10回を3セットほど行うと良いでしょう。
また骨盤の歪みも同時に改善できる骨盤歩きもオススメです。床に足を伸ばして座り、骨盤を前後に動かして歩きます。意外にもお尻や足の筋肉をかなり使います。
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▼冷え性対策には欠かせない食材
食材には、体を温めるものと冷やす物があるため、体を温める食材を意識的に摂取すると良いでしょう。代表的な体を温める食材はこちらです。
- ジャガイモ
- ごぼう
- カボチャ
- ニラ
- レンコン
- 鮭
- 納豆
- キムチ
- 梅干し
[4]男性の冷え性が最近増加中? おすすめの対策をご紹介
冷え性と聞くと女性のイメージが強いかもしれませんが、実は男性の冷え性も多いのです。美容師のように立ったままで仕事をしている人や、一日中座ったままでパソコンに向かっている人は、1日の中で筋肉を動かす量が非常に少ない為、血液が滞り足の血行が悪くなり冷え性を引き起こす確率が高いです。
男性は、症状を自覚して体を温めたり食事に気を使ったりするケースは少ないので、女性より悪化してしまう恐れがあります。男性も冷え性になるんだということを認識して、早めにケアをすることが大切ですね。
[5]冷え性対策にオススメのアイテムをご紹介!
◇足をポカポカにしてくれるマッサージャー
▼「ツカモトエイム ポルト グラマラスエアー トリニティ」
骨盤周り用のエアーバックと足のエアーバックが付いて、同時にマッサージ&シェイプアップができます。足はふくらはぎ・足首・足裏を包み込むようにストレッチをしてくれて、まるで人の手でマッサージしているかのような心地よさ。時間はわずか15分で、テレビを見ているだけで下半身がポカポカになれるのです。
◇会社のデスクで使える
▼「アイリスオーヤマ デスクヒーター ブラウン DEH-45-T」
テーブルの裏に装着するだけで、こたつに早変わりします。会社のデスクにも付けられるサイズのため、仕事中も常に足元がポカポカ。専用の洗えるフリースカバーが付属されているのも嬉しいポイント。切り忘れた時のために3時間で自動的に切れるタイマーもついていて便利です。
[6]冷えは万病の元! 体を芯から温めて労ってあげよう
冷え性の原因や症状は、放っておくと体のいろいろなところに影響を及ぼしてしまうということがわかりましたね。ただ、幸いその症状は、身近な生活習慣を改めれば改善されるものばかりです。冷え性だから仕方がない、と諦めてしまわずに、少しずつ体を温める「温活」を始めてみませんか? 毎日少しだけ努力をして、心身ともに元気な体を手に入れましょう。